3Dゲームに見るオッサンの世代間ギャップ

あ、言い忘れてましたけど、わたし3Dゲームが大好きで。主にフライトシミュレータだけれど。いやあ懐かしいなあ、X-WingTie Fighterとか。まあ昔話はともかく、最近のゲームはすさまじいですね。以下、覚悟して再生を。





もういっちょ。こちらはFuturemarkの新作。


これが全部CGやムービーじゃなくてプレイ中の画面なんだから恐れ入る。

もうね。こういうゲームが大好きなんですよ私。ええ。すまんね。遊んでみたいけど、今の私のマシンじゃ厳しいか。グラフィックボードを変えればなんとかなるかもしれんが。ああ、見てるだけでうっとり。

それにしても、この進化は何事?三次元の表現って、実はかなりアカデミックな世界で、数学者とかが絶えず論文を公開して新しい技術が生まれたりするんですが、それが惜しげもなく投入されてる感じ。研究成果と人材がゲームへとうまく流れている。まあ初日に700万本とか売れちゃうゲームですから当然か。

比較しちゃいかんとは思うけど、日本のガンダ○とかをモチーフにしたゲームなんかと次元が違う。こう、作り手の教養や物理現象に対する観察眼というか、基礎的な学力から数学的才能まで、あまりにも違いすぎる。いつのまにこんな事になったんだろう。やっぱ業界がビジネスマン主導になって、作り手を労働力としか見なくなったところから衰退が始まったような気がする。これに対抗できるのは、今では任天堂だけなんじゃないかな。


私が就職したころ、当時の上司と「3Dゲームが好きです」みたいな事を話したっけ。すると、「まあ、Nゲージのファンみたいに、一部の人は遊び続けるだろうね」的な返事をされて、なんだこのスカタン老害上司は、と怒りを覚えたことがある。今となっては昔話だけれど。

当時は「この年寄りが」と思っていたけれど、今にして思えばそれはちょっと違うんだよね。たとえば私の世代は、PCなんかでボチボチ三次元のシミュレーションが増えてきてたし、そいう洗礼を受けた上で発言している。この上司は「3Dなんて、そういうもんだろ」と思いながら遊んだことがない。この差がジェネレーションギャップとしてあらわれた。

じゃ、今の自分はどうかと。たとえば私はラブプラスのような恋愛ゲームはまったくやらないんだけど、案外、次は主流になるのかもしれない。たとえば、高度な人工知能を搭載して、初音ミクも真っ青の音声合成で話してくれる仮想人格と遊ぶゲームが、次世代の主流になるかもしれない。想像しただけでブキミだけれど、それは私がオッサンだからであって。どうやら世の中は寂しい人が多いようだから、その孤独にゲームを売り込むなんて事が起きても不思議はない。

そうなると、人間工学というか心理学というか、日本人の得意なジャンルが注目され発展するんじゃないかな。「まだ3Dゲームなんかで遊んでるの?」なんて言われる日も遠くないんだろうな。

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