発掘されしものたち その3

ドラマ「眠れない夜を数えて」の主題歌CD。ダンボールから出てきた。

送信者 だがゲー

眠れない夜を数えて」というのは1992年にTBSで放送された刑事ドラマ。

田中美佐子扮する「石島 倫子」はキャリア警察官。彼女は研修で新宿の警察署に配属されるが、署員とは打ち解けられない。実は彼女には小学校の教師にいたずらされるという過去があり、それがトラウマとなって男性に強い憎しみを抱いていたのだった。配属先の平山刑事も妻との離婚トラブルで女性を憎んでおり二人は衝突を繰り返すが、いつしか惹かれ合っていく。しかしそれが悲劇の幕開けとなるのだった。



どうです?面白そうでしょ。


最近の、素人役者が台詞を棒読みしたり主人公が意味もなく絶叫するシーンはない。カメラがクルクル回ったり効果音で脅かすこともない。ひたすら人間を追い、心の動きを丁寧に描き、避けられない悲劇へと突き進んでいく。今ではすっかり見られなくなった骨太で硬派のサスペンスドラマです。

とにかく役者が良かった。「OUT〜妻たちの犯罪〜」の田中美佐子も良かったけど、この作品の石島警部にはとにかく心をかき乱された。最終回なんて号泣モノですよ。平山刑事役の三田村邦彦もかっこよかったなあ。それと、脇を固める役者陣がどいつもこいつも素晴らしい演技を見せてくれて。

こんなドラマがまた観たいと思うけど、それは無理な話なんでしょうねえ。そもそもこのドラマのDVDが発売されてないってのが理解出来ない。ものは試しだからゴールデン枠で再放送してみては。

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