くるくるドライブができるまで2

前回の続き。

簡単かなーと思ってたけど、意外に大変そうなので、設計からきちんとやり直す。適当なゲームとはいえ、実際にコードに落として動くようにするにはちゃんと考えてから作らないとだめなんです。こんな感じに。




適当すぎる…。

最初に作ったバージョンはパソコン上ではちゃんと動くんだけど実機に転送したら遅いのなんの。道路のスクロールが遅くて話にならない。しかしそこは必殺テクニック「フレームレート落とし」で回避。どんどんカクカクになっていく…。だめだこれでは。誰か助けて-。

というわけで本を買ってきた。



吉岡梅さんの「Flash CS5.5ではじめるiPhone/Androidアプリ開発入門」。いやあ、この本には助けられた。Android周りで色々とわからない部分があったんだけど、だいたいこの本で解決。これとオライリーの「詳説ActionScript3.0アニメーション」あたりがあればなんとかなるんじゃないかな。

そんなこんなで、どうやら動くようになって一段落。まあコースはひとつで充分か。パーフェクトを出したら景品が出るようにして…。と思ってたら、先の記事にこんな記述が

<寺町電人さんのキャスコゲームの時代から引用開始>

寺町:僕が子供の頃覚えているゲームというと、駄菓子屋さんにあったやつで、コインを入れるとルーレットが回って、当たるとコインが出てくるっていう・・・。

水田(健):うちはばくちゲームは一切やらなかったなあ。あるゲームを100台くらいつくって売る寸前でやめてしまったくらい。それは換金で2人対戦。買った方が20円かえってくるという。 賭博性があると。

寺町:どうしてやめたんでしょう?

水田(健):結局自分の方向性に合わないからと違う?

水田(満):だって子供の夢がならない、ためにならないでしょ?

<引用終了>

がーん。




だめだだめだ。景品なんか出しちゃ!子供のためにならんだろう。ちょっとでも長く遊んでもらおうだなんて小賢しい。誰だよそんな小手先のワザを混ぜ込んだのは。はい、わたしです。

ということで、路線変更。複数のコースで遊べるようにする。します。喜んで…。

しかしここで、「一人でこれ以上は無理」との声が聞こえる。お前じゃ無理。絶対無理。何人いたってできやしないよ。やーい。へへんだ。うるせー。ううう。


そこで、キャラデザインとかでお世話になってるモーリさんにヘルプをお願いする。テキトーにあんなのやこんなのって頼むと、どんどん出来てくる。ありがたい。素晴らしい。便利。歳をとって管理職になった技術者の気持ちがわかる。指示を出すと勝手に出来てくるんだもの。らくちん。こうやって物作りを忘れ、新興国に技術者が流れていき、日本はどんどん不況に…。ああ怖い考えになってしまった。

そして出来てくるキャラクターや道路。

私も負けじとジオラマ用の砂で砂漠ステージを。

同じくジオラマ向け波用の板に光沢のある布を重ねて海を。

エアレース向けに飛行機も取り込み。

うおおお。何を作っているんだ。ポルル君の旅行はどこへ行ったんだ。なんだよエアレースって!!!などと自分で突っ込みを入れておりますが、この頃は仕様にもがき苦しんでてシャレになってないんだよね本当は。でもエアレース面は作りたかった。作りたかったんだよ!

まだまだ続く。




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